HimeWikiのNomark

HimeWikiのテキスト整形ルールの一つ、Nomarkについて説明します。
ここで述べるNomarkは、HimeWikiで実際に実装されているものです。
理想的なNomarkの概念については[[Nomark]]を参照してください。
HimeWikiのNomarkは、理想的なNomarkを意識しつつ、実用的な実装を目指しています。

!!! 基本 !!!

テキストはそのまま表示され、改行も保持されます。
段落は空行で区切ります。

!!! 内部リンク !!!

CamelCase、またはPascalCaseで書かれた文字列は、自動的に内部リンクとして認識されます。
例えば、WikiLinkと書くと内部リンクになります。
厳密なPascalCaseでなくても、大文字で終わる場合も内部リンクになります。
例えば、ImageJも内部リンクです。
数字を含む場合も同様で、OsakaExpo2025も内部リンクになります。

二重角括弧で囲むことで、任意の語句を内部リンクにできます。
例えば、[[ウィキリンク]]と書くと内部リンクになります。
基本的にすべての文字が使用可能です。

!!! 外部リンク !!!

URLはそのままで外部リンクとして機能します。
例えば、https://example.org/ と書けば外部リンクになります。

URLが画像のリンクの場合、画像が埋め込まれます。
例えば、https://icon.kareha.org/base/suzume.png と書くと画像が表示されます。
画像かどうかは拡張子で判断され、許可されたドメインの画像のみが表示されます。
許可されているドメインは、localhost、wiki.kareha.org、icon.kareha.orgです。
icon.kareha.orgの画像一覧はhttps://icon.kareha.org/view.html%E3%81%A7%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
IconKarehaOrgも参照してください。

!!! 強調 !!!

二重アスタリスクで囲むと太字になります。
例えば、**このように書くと**太字になります。

二重スラッシュで囲むと斜体になります。
例えば、//このように書くと//斜体になります。

これらの強調は行をまたいで使用できますが、段落をまたぐことはできません。

!!! 生テキスト表示 !!!

行頭に空白を入れると、生テキストとして表示されます。
例えば、次のようにコマンドを入力できます。

 sudo apt-get install micro

!!! コード !!!

三重波括弧で囲むと、コードブロックが作成されます。
例えば、次のようにC言語でのHelloWorldを書けます。
{{{

#include <stdio.h>

int main(void) {
  printf("Hello World\n");

  return 0;
}

}}}

生テキスト表示でもコードを記述できますが、行頭に空白を追加する手間を省くためにコードブロックが便利です。

!!! 数式 !!!

二重%で囲むと、[[数式]]を書くことができます。
例えば、%%\(E=mc^2\)%%と書けます。

三重%で囲むと、数式ブロックが作成されます。
例えば、次のように書けます。

%%% \[E=mc^2 \] %%%

!!! 箇条書き !!!

Nomarkには箇条書きの特別な仕組みはありません。
テキストで箇条書きに見えるように書きます。
ただし、行頭の空白が生テキストと解釈されないよう、前の行が空行でない場合は生テキストと解釈しません。
次のように表現できます。

* フルーツ
  * リンゴ
  * ミカン
  * バナナ
* 野菜
  * ニンジン
  * キャベツ

!!! 水平線は実装しない !!!

水平線をコピペすると空行になるので、Nomarkの理念には都合が悪い。
例えば、Creoleにならって四重ハイフン ---- の行を水平線に変換すると、Nomarkの理念である「コピペして元のテキストになる」に反する。
水平線に加えて四重ハイフンそのものも表示する手が考えられるが、やってみると見栄えが非常に悪い。
四重ハイフンだけ表示し、水平線を表示しない方が見栄えが良い。
なので水平線は実装しないことにした。
これは無の実装(ImplementationOfNothing)である。