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ここでは、コンピュータで数を表現する方法を説明します。
-コンピュータが直接扱えるのは論理だけです。
-論理とは、2つの状態の自由度を意味します。
-コインの表と裏、色で言えば白と黒、存在で言えば「ある」と「無い」、正しさで言えば「本当(真)」と「嘘(偽)」、などです。
+コンピュータが直接扱えるのは論理のみです。
+論理は2つの状態を持ちます。
+例として、コインの表と裏、色の白と黒、存在の「ある」と「無い」、正しさの「本当(真)」と「嘘(偽)」があります。
-論理ひとつでは、2つの状態しか表現できません。
+単一の論理では、2つの状態しか表現できません。
* 表 : 1
* 裏 : 2
-しかし、論理をふたつ組み合わせれば、2x2=4つの状態を表現できます。
+しかし、2つの論理を組み合わせると、2x2=4つの状態を表現できます。
* 表, 表 : 1
* 表, 裏 : 2
* 裏, 表 : 3
* 裏, 裏 : 4
-さらに、論理を3つ組み合わせれば、2x2x2=8通りの状態を表現できます。
+さらに、3つの論理を組み合わせると、2x2x2=8通りの状態を表現できます。
* 表, 表, 表 : 1
* 表, 表, 裏 : 2
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* 裏, 裏, 表 : 7
* 裏, 裏, 裏 : 8
-さらに、4つ組み合わせれば2x2x2x2=16通りの状態を表現できます。
-このように、論理を沢山組み合わせれば、いくらでも大きな数の状態を表現できます。
+4つ組み合わせると2x2x2x2=16通りの状態を表現できます。
+このように、論理を多く組み合わせることで、大きな数の状態を表現できます。
-現代のコンピュータは、論理を8つ組み合わせて2x2x2x2x2x2x2x2=256通りの表現が出来る大きさを、ひとつの記憶の単位にしています。
-この単位はバイトと呼ばれています。
-一方で、最小の単位は論理ですが、これはビットと呼ばれています。
+現代のコンピュータは、8つの論理を組み合わせて2x2x2x2x2x2x2x2=256通りの表現ができる単位を持ちます。
+この単位はバイトと呼ばれます。
+最小の単位は論理で、ビットと呼ばれます。
したがって、「1バイトは8ビットである」と表現されます。
-バイトは256通りの状態を表現できるので、それぞれの状態に数を割り当てれば、1から256までの数を表現できます。
-実際は、0も表現したいので、0から255までの数を割り当てます。
+バイトは256通りの状態を表現できるため、それぞれの状態に数を割り当てると、1から256までの数を表現できます。
+実際には、0も表現するため、0から255までの数を割り当てます。
+1バイト、つまり0から255までの数でも多くのことができますが、日常の数を扱うには不足することがあります。
+より大きな数を使用する場合はビットを増やすことができますが、通常はバイト単位で増やします。
+2バイトを使用すると16ビットになり、2x2x2x2x2x2x2x2x2x2x2x2x2x2x2x2=65536通り、つまり0から65535までの数を表現できます。
+
+* 1バイト = 8ビット = 256通り = 0 .. 255
+* 2バイト = 16ビット = 65536通り = 0 .. 65535
+* 3バイト = 24ビット = 16777216通り = 0 .. 16777215
+* 4バイト = 32ビット = 4294967296通り = 0 .. 4294967295
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+ここでは、コンピュータで数を表現する方法を説明します。
+コンピュータが直接扱えるのは論理だけです。
+論理とは、2つの状態の自由度を意味します。
+コインの表と裏、色で言えば白と黒、存在で言えば「ある」と「無い」、正しさで言えば「本当(真)」と「嘘(偽)」、などです。
+
+論理ひとつでは、2つの状態しか表現できません。
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+* 表 : 1
+* 裏 : 2
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+しかし、論理をふたつ組み合わせれば、2x2=4つの状態を表現できます。
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+* 表, 表 : 1
+* 表, 裏 : 2
+* 裏, 表 : 3
+* 裏, 裏 : 4
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+さらに、論理を3つ組み合わせれば、2x2x2=8通りの状態を表現できます。
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+* 表, 表, 表 : 1
+* 表, 表, 裏 : 2
+* 表, 裏, 表 : 3
+* 表, 裏, 裏 : 4
+* 裏, 表, 表 : 5
+* 裏, 表, 裏 : 6
+* 裏, 裏, 表 : 7
+* 裏, 裏, 裏 : 8
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+さらに、4つ組み合わせれば2x2x2x2=16通りの状態を表現できます。
+このように、論理を沢山組み合わせれば、いくらでも大きな数の状態を表現できます。
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+現代のコンピュータは、論理を8つ組み合わせて2x2x2x2x2x2x2x2=256通りの表現が出来る大きさを、ひとつの記憶の単位にしています。
+この単位はバイトと呼ばれています。
+一方で、最小の単位は論理ですが、これはビットと呼ばれています。
+したがって、「1バイトは8ビットである」と表現されます。
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+バイトは256通りの状態を表現できるので、それぞれの状態に数を割り当てれば、1から256までの数を表現できます。
+実際は、0も表現したいので、0から255までの数を割り当てます。
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